「いつも背中が丸くなっちゃう…」「走るとすぐにフラフラしちゃう…」そんな悩みを持っている小学生のみなさん、それはインナーマッスルが関係しているかもしれません。
体の中にある見えない“ちから”をきたえることで、スポーツが上手になるだけでなく、毎日の姿勢もよくなって、元気にすごせるようになります。この記事では、「インナーマッスルってなに?」「どうして大事なの?」「どうやってきたえればいいの?」という疑問に、やさしく楽しく答えていきます!
インナーマッスルってなに?
目には見えないけど、大事なちから!
インナーマッスルは、体の奥にある筋肉のことです。腕や足の外から見える「アウターマッスル」に対して、おなかの奥や背中の深いところにある筋肉のことをインナーマッスルといいます。
たとえば、おなかの中にある「腹横筋(ふくおうきん)」や、背骨をささえる「多裂筋(たれつきん)」などがその代表です。ふだんはあまり意識しないけれど、立つ・歩く・ジャンプするなど、毎日の動きに深く関係しているんです。
ロボットでいうと「体の中心のしんぼう」
もし体がロボットだったら、インナーマッスルは「体をささえる大黒柱(しんぼう)」みたいな存在。これが弱いと、バランスをくずしたり、うまく動けなかったりします。
つまり、インナーマッスルがしっかりしていると、姿勢がよくなる・けがをしにくくなる・動きがスムーズになるといった、いいことがたくさんあるんです!
小学生にインナーマッスルが大切な理由
姿勢がよくなると集中力もアップ!
ゲームや勉強でつい前かがみになっていませんか?実は、姿勢が悪いと呼吸が浅くなったり、集中力が続かなくなったりします。インナーマッスルをきたえることで、背筋がピン!として、疲れにくい体になれます。
学校の授業中も、スポーツのときも、姿勢がよければそれだけで「ちゃんとしてる!」って思われますよね。
運動神経アップにもつながる!
サッカーや野球、ダンスや体操など、どんなスポーツでも体のバランスがとても大切。インナーマッスルをきたえると、走る・止まる・方向を変えるといった基本の動きがスムーズになります。
とくに、成長期の小学生のうちにきたえておくと、運動神経の土台がしっかりすると言われています。
転びにくくなる!ケガをしにくくなる!
体の中心がしっかりしていると、転びにくくなる・足をねんざしにくくなるといったメリットも。とくに、体がぐんぐん成長する小学生の時期は、ケガ予防にもインナーマッスルが大活やくです。
小学生でもできる!インナーマッスルをきたえるかんたんトレーニング
まずは基本!「プランク」でおなかをきたえよう
プランクとは、うつぶせのまま、ヒジとつま先で体をささえる運動です。見た目はかんたんそうだけど、じっとしているだけでも、インナーマッスルがじわじわ効いてきます。
やり方:
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うつぶせになって、ヒジを地面につける(ヒジは肩の下)
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つま先を立てて、体をまっすぐに浮かせる
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そのまま20秒キープ!(なれたら30秒、60秒と増やそう)
注意点:おしりが上がりすぎたり、下がりすぎたりしないように、体を一直線にキープ!
バランスゲームであそびながらきたえる
ゲーム感覚で楽しめるインナーマッスルトレーニングもあります。
例:
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片足立ちキープ(目をつぶるとレベルアップ!)
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バランスボールに座って手を広げる
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親子でじゃんけんプランク(負けたら10秒キープ!)
楽しみながらやると、毎日の習慣にもなりますよ。
ふだんの生活でも意識しよう
トレーニングだけでなく、イスにすわるとき・歩くとき・荷物を持つときにも、インナーマッスルは使われています。
ポイントは、「おなかに力を入れて、背すじをのばすこと」。ゲームをするときも、テレビを見るときも、すこし意識するだけで、インナーマッスルのトレーニングになるんです!
おとなになっても大事な“体の中のちから”
インナーマッスルは、年齢を問わず必要な筋肉です。スポーツ選手はもちろん、ピアノの演奏者やバレエダンサー、そしてデスクワークの大人たちまで、インナーマッスルをきたえている人は多いんです。
小学生のうちから少しずつ意識していれば、大人になっても姿勢がよくて、疲れにくい、ケガをしにくい体を手に入れることができます!
まとめ:インナーマッスルをきたえて、毎日をもっと元気に!
インナーマッスルは見えないけれど、体をささえる「中のちから」です。小学生のみんなにもとても大事で、これからの成長にしっかりと関わってくれます。
今日からできることはたくさんあります!
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姿勢をととのえる
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おなかに力を入れて生活する
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プランクやバランスゲームをやってみる
少しずつでいいので、毎日の中に取り入れて、かっこよくて健康な体を手に入れましょう!
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