6月になると、全国各地の花しょうぶが一斉に見頃を迎えます。紫や白、青などさまざまな色合いの花菖蒲(はなしょうぶ)が咲き誇る光景は、まさに初夏の風物詩。この記事では、関東・関西・東北のおすすめ「花しょうぶ祭り」10選を地域別にご紹介します。アクセス情報や開花状況、家族で楽しめるポイントもあわせて解説します。
花しょうぶ祭りの楽しみ方と見頃の時期
花しょうぶとは?あやめやカキツバタとの違い
見た目が似ている3種の花ですが、開花時期や花の特徴が異なります。
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花しょうぶ:6月上旬~中旬が見頃、水辺で咲く、花弁に黄色い筋あり
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あやめ:5月中旬頃、乾いた土地に咲く
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カキツバタ:5月上旬、湿地に咲き、花弁に白い筋が特徴
見頃のタイミングと開花情報のチェック
例年の見頃は6月上旬〜中旬。ただし気温や天候により前後するため、事前に公式サイトや地域の観光協会で開花情報を確認するのがおすすめです。
関東地方の花しょうぶ祭りおすすめスポット
水元公園 花菖蒲まつり(東京都葛飾区)
東京23区内最大級の花菖蒲園。約100種・14,000株が広がり、水辺に映る花しょうぶが見事です。
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見頃:6月上旬〜中旬
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アクセス:JR金町駅からバスで約10分
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家族向けポイント:広大な芝生エリアあり、お弁当も楽しめる
小田原城あじさい・花しょうぶまつり(神奈川県小田原市)
歴史ある小田原城を背景に、紫陽花と花しょうぶを同時に楽しめるイベントです。
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見頃:6月中旬
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アクセス:小田原駅より徒歩10分
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撮影スポット:お堀と花しょうぶの組み合わせが絶景
佐原水生植物園(千葉県香取市)
約150万本の花しょうぶが咲く関東屈指の名所。舟に乗って園内を巡る「花しょうぶ舟」も大人気。
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見頃:6月上旬〜中旬
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アクセス:JR佐原駅よりバス20分
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家族連れにおすすめ:体験型イベントや屋台も開催
関西地方の花しょうぶ祭りおすすめスポット
長居植物園 花しょうぶ園(大阪府大阪市)
都会の真ん中で楽しめる自然のオアシス。約250種・13,000株が広がる大規模花しょうぶ園です。
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見頃:6月中旬
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アクセス:長居駅から徒歩10分
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フォトスポット:池に反射する花しょうぶの風景が幻想的
大仙公園 花しょうぶまつり(大阪府堺市)
世界遺産・仁徳天皇陵古墳近くにある公園内の花しょうぶ園。落ち着いた和の雰囲気が魅力です。
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見頃:6月中旬〜下旬
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アクセス:JR百舌鳥駅より徒歩5分
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特徴:和傘の貸し出しサービスあり、写真映え抜群
由志園 花しょうぶまつり(島根県松江市)
池泉回遊式の日本庭園に咲く花しょうぶは圧巻。夜間ライトアップも開催されます。
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見頃:6月上旬〜中旬
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アクセス:松江駅からバスで約30分
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イベント:夜の「光と水の庭園」演出が幻想的
東北地方の花しょうぶ祭りおすすめスポット
明治神宮外苑いちょう並木 花しょうぶ展(福島県)
地元住民に親しまれているしょうぶ園。静かな森に囲まれたロケーションが魅力です。
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見頃:6月中旬〜下旬
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アクセス:郡山駅から車で20分
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特徴:落ち着いて観賞したい人向けの穴場スポット
松島町 花しょうぶまつり(宮城県松島町)
日本三景・松島湾を望む観光名所で、花しょうぶと海の絶景が同時に楽しめます。
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見頃:6月中旬
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アクセス:松島海岸駅より徒歩15分
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家族向けポイント:松島遊覧船と組み合わせた日帰り旅行も◎
弘前城植物園 花しょうぶ園(青森県弘前市)
弘前城の桜で有名な場所が、6月は花しょうぶの名所に。約200品種が植えられています。
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見頃:6月中旬〜下旬
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アクセス:弘前駅からバスで15分
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特徴:花しょうぶと一緒に残雪の岩木山を背景に撮影できる
花しょうぶ祭りの楽しみ方とマナー
写真撮影のコツ
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早朝や夕方のやわらかい光が美しい
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水辺に映るリフレクションを活用すると幻想的な仕上がりに
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人の少ない平日午前中が狙い目
混雑を避ける方法
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土日は混雑するため、平日の早い時間がおすすめ
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駐車場の台数が限られている会場も多いため、公共交通機関の利用が便利
花を傷めないように観賞を
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花壇の中に立ち入らない
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三脚使用時はまわりに配慮する
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地元のルールを守って気持ちよく楽しもう
6月の初夏を彩る花しょうぶ祭りで心癒される時間を
全国には、地域色あふれる「花しょうぶ祭り」がたくさんあります。水辺に咲く涼しげな花しょうぶの姿は、初夏ならではの絶景。家族で、友人と、または一人旅でも楽しめるスポットばかりです。
2025年の6月は、ぜひお近くの花しょうぶ名所へ足を運んで、ゆったりとした時間と日本の季節の美しさを堪能してみてはいかがでしょうか?
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