「今日、学校どうだった?」「別に…」
そんなやり取りが毎日続いて、「子どもとの会話、どうしたらいいの?」と悩むパパも多いのではないでしょうか。
仕事が忙しくて帰りも遅い。
でも、できれば子どもとの関係は良好に保ちたい。
そんなあなたにこそおすすめしたいのが、“1日5分”の会話習慣です。
この記事では、小学生の子どもと忙しいパパでも自然に会話ができるコツを、実例を交えてやさしくご紹介します。
なぜパパとの会話が大切なの?
子どもは“会話の量”より“つながりの実感”を求めている
育児といえば「ママ中心」というイメージが強いかもしれませんが、実はパパとのコミュニケーションは子どもの心に大きな影響を与えることが分かっています。
特に小学生になると、
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「パパは仕事で忙しいから話しかけちゃいけない」
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「パパはスマホやニュースばかり見てる」
と感じて、会話が減りがちになります。
でも、子どもは「たくさん話したい」というより、“ちゃんと聞いてくれている”と感じたいのです。
それは、たった5分の会話でも十分に伝えることができます。
忙しいパパにこそできる!5分会話のコツ
ポイントは“内容”より“タイミング”と“聞き方”
1日の中で5分だけ、子どもとじっくり向き合う時間を作る。
これが、信頼と安心をつくる第一歩になります。
以下のようなタイミングを活用してみてください。
朝の「いってらっしゃいタイム」
出勤前のわずかな時間でもOK。
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「今日はどんな授業があるの?」
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「お弁当楽しみ?」
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「靴、雨で濡れないかな?」
“未来の話”をすることで、前向きなスタートを共有できます。
帰宅後の「おかえりタイム」
もし帰宅が遅くても、子どもが起きていれば、
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「今日いちばん笑ったことはなに?」
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「今日の給食、なにが出た?」
などの質問が効果的。
「どうだった?」より、「○○について教えて!」という形の方が会話が広がりやすいです。
就寝前の「おやすみタイム」
寝る前は心が落ち着いていて、気持ちを話しやすいゴールデンタイム。
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「今日は楽しかった?」
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「なんか困ったことあった?」
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「パパも今日はちょっと大変だったよ」
パパも自分の1日を少しだけ話すことで、対等な信頼関係が生まれます。
会話が苦手でもOK!話しやすくする質問リスト
「何を話したらいいかわからない…」というパパ向けに、すぐ使える質問テンプレートをご紹介します。
YES・NOで答えない質問をしよう
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「今日はどんな遊びしたの?」
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「先生、最近どんなこと言ってた?」
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「一番おもしろかったことはなに?」
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「◯◯ちゃん(友達)とは最近どう?」
“事実”より“気持ち”を聞くと、子どもも自分の話をしやすくなります。
ダメな例・ありがちなNG質問
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「勉強したの?」(→圧を感じて話しにくい)
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「宿題やった?」(→会話というよりチェック)
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「何かあった?」(→曖昧すぎて答えづらい)
「詰問」や「指導」ではなく、「知りたい・共感したい」という姿勢を意識しましょう。
5分会話を続けるコツは「ルールより習慣」
「毎日〇時に話す」と決めなくても大丈夫
続けることが大切ですが、無理して習慣化しようとするとストレスになります。
「今日は話せたな」でOK!
むしろ、“話せなかった日”より、“次の日話そう”という意識が大切です。
一緒に何かをしながら話すのもおすすめ
会話だけに集中せず、
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一緒に食器を片付けながら
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お風呂に入りながら
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テレビやYouTubeを観ながら
など、「ながら会話」も子どもにとっては自然で話しやすい時間になります。
忙しいパパでも子どもとの信頼は築ける!
時間がなくても、たった5分の会話で子どもの安心感や信頼感はぐんと高まります。
大切なのは「一緒にいる時間の長さ」ではなく、「つながっていると感じられる時間の質」です。
今日からできる小さなステップ:
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「話しかけるタイミング」を見つけよう
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「答えやすい質問」を1つだけ用意しよう
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「聞き手にまわる」姿勢を持とう
子どもとの会話は、*難しいものではなく“習慣にできる優しさ”*です。
まずは5分。気負わず、笑顔で向き合ってみませんか?
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