私たちが毎日使っている電気。
おうちの明かり、テレビ、エアコン、冷蔵庫……どれも電気がないと動きません。
でも「電気ってどうやってできてるの?」と聞かれると、パッと答えられる人は意外と少ないかもしれません。
今回は、子どもにもわかりやすいように、電気がどこで、どうやって作られているのかをやさしく解説していきます!
電気はどこから来るの?
毎日スイッチを押せば明かりがつき、コンセントにつなげばスマホが充電できる……
でも、その電気は一体どこからやってくるのでしょうか?
電気は「発電所」で作られている!
電気は、「発電所(はつでんしょ)」という場所で作られます。
発電所とは、火・水・風・太陽の力などを使って電気を作る施設のことです。
作られた電気は、電線(でんせん)を通って、おうちや学校に届けられているんです。まるで電気の旅ですね!
電気はどうやって作られてるの?
では、電気を作るには、どんなしくみが使われているのでしょうか?
ここでは代表的な「発電方法」を4つ紹介します!
火の力で作る「火力発電」
火力発電(かりょくはつでん)は、石炭や石油、天然ガスなどを燃やして発電する方法です。
火を使って水をぐつぐつと沸かし、できた「水蒸気(すいじょうき)」でタービンという大きなプロペラを回します。
このタービンの回転で電気が作られるんです。
🔹 特徴:
・日本では一番使われている方法
・でも、CO₂(二酸化炭素)がたくさん出てしまうのが問題です
水の力で作る「水力発電」
水力発電(すいりょくはつでん)は、ダムの水を高いところから流して、その力でタービンを回して発電するしくみです。
川や滝のような自然の水の流れを利用するので、とってもクリーン!
🔹 特徴:
・自然の力を使ってエコ
・雨が少ないと発電量が減ってしまうことも
太陽の光で作る「太陽光発電」
おうちの屋根についているソーラーパネル、見たことありませんか?
これが太陽光発電(たいようこうはつでん)です。
太陽の光を特別なパネルが受け取って、直接電気に変えることができます。
風も水も必要ないので、設置場所があればどこでも電気が作れます!
🔹 特徴:
・CO₂を出さないクリーンな発電
・夜や雨の日は発電ができない
風の力で作る「風力発電」
風車のような大きな羽が回っているのを見たことはありますか?
あれが風力発電(ふうりょくはつでん)です。
風で羽を回し、その力でタービンが電気を作ります。
🔹 特徴:
・風が強い場所ではとっても効率が良い
・音や景観の問題で設置場所が限られることも
発電された電気はどうやっておうちに届くの?
発電所で作られた電気は、電線や変電所を通って、私たちのおうちや学校に届けられます。
その途中で電圧(でんあつ)を変えたり、送る力を調整したりして、最適な状態で届くようになっているんです。
このしくみのおかげで、スイッチひとつで明かりがつく生活ができているんですね!
電気を作るのにはお金がかかる!
最近、「電気代が上がったな…」と感じている人も多いのではないでしょうか?
それは、電気を作るための「燃料(ねんりょう)」の値段が高くなっていることが大きな理由です。
特に火力発電では、石油やガスの値段が上がると、電気代も上がってしまうのです。
だからこそ、太陽や風のような自然エネルギーに注目が集まっています!
おうちでできる電気との上手な付き合い方
電気を大切にすることは、地球や未来のためにもとっても大切。
子どもでもできる「電気を大切にする方法」を少し紹介します。
家族でできる電気の節約アイデア
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使っていない部屋の電気はこまめに消そう
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冷蔵庫の開けっぱなしに気をつけよう
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お風呂は家族で続けて入ると効率的
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太陽の光をうまく使って、昼間は照明を控えよう
発電のしくみを学ぶと、電気の大切さがもっとわかる!
電気がどうやって作られているのかを知ると、毎日使っている電気が「ありがたいもの」に感じられます。
自由研究にもぴったりなテーマなので、ぜひ親子で調べてみてくださいね!
まとめ|電気は自然の力から生まれる大切なエネルギー
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電気は「火」「水」「太陽」「風」などから作られている
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発電のしくみを知ると、電気をもっと大切にしたくなる
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電気代が高くなる理由は、燃料コストや発電方法の変化も関係している
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おうちでもできる「電気との上手な付き合い方」はたくさんある
これからも、電気をムダにせず、大切に使っていきたいですね。
そして、未来のエネルギーについて考えるきっかけにもなればうれしいです!
電気の作り方や、火力・水力・太陽光といった発電のしくみについてもっと詳しく知りたい方は、資源エネルギー庁の子ども向け解説ページもおすすめです。図やイラストでわかりやすく学べるので、自由研究や親子学習にもぴったりです。
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