「えっ、この家で5,000万円…?」最近、住宅展示場や不動産サイトを見て、そう感じた人は多いのではないでしょうか。
私も小学生の子どもをもつ父親として、「そろそろマイホームを考えたいな」と思って住宅価格を調べたとき、正直かなり驚きました。
少し前なら4,000万円台だったような新築住宅が、今では5,000万円〜6,000万円を超えるケースも珍しくありません。
背景には、木材価格、鉄、コンクリート、断熱材、設備機器などの原料高騰があります。さらに人件費や物流費の上昇も重なり、「家を建てるコスト」が一気に上がっているのです。
すると気になるのが、
「銀行はいくらまで貸してくれるの?」
「住宅ローンってどこまで組める?」
「無理して買って大丈夫?」
「ペアローンって安全なの?」
という問題です。
この記事では、小学生の子どもをもつ父親目線で、住宅価格高騰時代の住宅ローン事情、銀行の借入上限、ローンの種類、無理しない家の買い方について、やさしく解説します。
なぜ今、新築住宅がこんなに高いの?
最近の住宅価格上昇には、いくつもの理由があります。
原料価格の高騰
住宅には、さまざまな材料が使われています。
・木材
・鉄骨
・コンクリート
・断熱材
・キッチン設備
・給湯器
・ガラス
・配線材料
これらの価格が世界的に上昇しています。
特に木材価格の高騰は「ウッドショック」と呼ばれ、一時は住宅業界に大きな影響を与えました。
人件費や物流費も上昇
建築現場では、人手不足も深刻です。
職人さんの高齢化や建設業界の人材不足により、人件費が上昇しています。また、輸送コストや燃料費も上がっているため、住宅価格に反映されやすくなっています。
「設備のグレードアップ」も価格上昇の理由
最近の新築住宅は、
・高断熱
・高気密
・省エネ性能
・耐震性能
・太陽光発電
・最新設備
などが充実しています。
昔より快適になっている分、家そのものの価格も高くなっているのです。
銀行は住宅ローンをどこまで貸してくれる?
住宅価格が上がると、多くの人が気になるのが「いくら借りられるのか」です。
借りられる額と返せる額は違う
ここはとても重要です。
銀行は、年収や勤務先、勤続年数、他の借入状況などをもとに、住宅ローンの上限額を決めます。
たとえば年収600万円なら、条件によっては4,000万円以上借りられるケースもあります。
でも、問題は「借りられるか」ではなく、「無理なく返せるか」です。
子育て世代は教育費も考える必要がある
小学生の子どもがいる家庭では、今後こんなお金がかかります。
・中学・高校・大学の教育費
・習い事
・スマホ代
・車の維持費
・修繕費
・老後資金
住宅ローンだけで家計がギリギリになると、生活に余裕がなくなってしまいます。
住宅ローンにはどんな借り方がある?
住宅ローンには、いくつかの借り方があります。
単独ローン
もっとも一般的なのが、夫婦のどちらか一人の名義で借りる方法です。
メリットはシンプルで管理しやすいことです。
ただし、最近は住宅価格が高いため、単独ローンでは希望額に届かないケースも増えています。
ペアローン
最近増えているのが「ペアローン」です。
夫婦それぞれが住宅ローンを組み、合計で借入額を増やす方法です。
ペアローンのメリット
・借入可能額が増える
・希望エリアを選びやすい
・新築住宅を買いやすい
・夫婦それぞれ住宅ローン控除を受けられる場合がある
共働き世帯では、有力な選択肢になっています。
ペアローンの注意点
一方で、注意点もあります。
・どちらかが退職した場合
・育児で働き方が変わった場合
・病気や転職
・離婚リスク
など、将来の変化によって返済負担が大きくなる可能性があります。
父親としては、「今の収入だけでギリギリ組まない」ことを意識したいところです。
収入合算
収入合算は、夫婦の収入を合計して審査する方法です。
ペアローンより契約がシンプルな場合もありますが、金融機関ごとに仕組みが異なります。
フラット35
固定金利型として有名なのが「フラット35」です。
金利が固定されるため、「将来の金利上昇が不安」という家庭には安心感があります。
固定金利と変動金利はどう違う?
住宅ローンでは、
・変動金利
・固定金利
のどちらを選ぶか悩む人が多いです。
変動金利は最初の金利が低い傾向がありますが、将来上がる可能性があります。
固定金利は毎月の返済額が読みやすい反面、最初の金利は高めになりやすいです。
無理しない住宅購入術
住宅価格が高い時代だからこそ、「無理をしない」ことが大切です。
「最大借入額」で買わない
銀行が貸してくれる金額ギリギリで家を買うと、あとで苦しくなることがあります。
特に子どもが小学生のうちは、これから教育費が本格化していきます。
「今払える」ではなく、「10年後も払えるか」を考えることが重要です。
中古住宅も視野に入れる
最近は、新築価格の高騰によって、中古住宅やリノベーション住宅に注目する家庭も増えています。
中古住宅なら、
・同じ予算で広い家
・駅近
・学区重視
・リフォーム前提
など、選択肢が広がる場合があります。
「家にお金を使いすぎない」考え方も大切
家は大切ですが、人生のすべてではありません。
旅行、教育、趣味、老後資金、子どもの経験。家以外にも、お金を使いたい場面はたくさんあります。
父親としては、「住宅ローンのためだけに働き続ける状態」は避けたいと感じます。
子育て世代が住宅購入で確認したいポイント
住宅価格だけを見るのではなく、「暮らしやすさ」も大切です。
通学環境
小学生の子どもがいるなら、
・通学路
・交通量
・公園
・病院
・スーパー
なども重要です。
災害リスク
最近は、
・洪水
・地震
・土砂災害
なども気になります。
ハザードマップ確認は、今や住宅購入の基本です。
「見栄」より「安心」
SNSや住宅展示場を見ると、豪華な新築住宅に憧れます。
でも、子育て世代にとって本当に大切なのは、
・安心して暮らせる
・家計が苦しくない
・家族が笑顔で過ごせる
ということではないでしょうか。
住宅価格が高い時代こそ「無理しない」が大切
原料高騰や人件費上昇によって、新築住宅は以前よりかなり高くなっています。
そのため、
「いくら借りられるか」
よりも、
「いくらなら安心して返せるか」
がとても重要になっています。
単独ローン、ペアローン、収入合算、フラット35など、借り方はいろいろあります。でも、どんな方法を選ぶとしても、子どもの教育費や将来の生活を考えながら、無理のない計画を立てたいものです。
小学生の子どもをもつ父親として感じるのは、「理想の家」より、「家族が安心して暮らせる家」が一番大切だということです。
住宅価格が高い時代だからこそ、焦らず、自分たちに合った住まい選びをしていきたいですね。


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