「これ読んで!」小さい頃の子どもに絵本を読んでいると、なぜか“まったく同じ本”を何度も持ってくることがあります。
しかも、「昨日も読んだよね?」どころではありません。朝読んで、夜も読んで、次の日もまた同じ絵本…。親としては、「たまには違う本にしようよ」と思うこともありますよね。
私自身、小学生の子どもをもつ父親として、同じ絵本を何十回も読む時期がありました。最初は不思議でしたが、実はこれ、子どもの“脳の成長”にとても大切だと言われているのです。
この記事では、子どもが同じ絵本を繰り返し読む理由や、脳や心への影響、親としての向き合い方について、やさしく解説します。
なぜ子どもは同じ絵本ばかり読むの?
大人からすると、「内容を覚えているのに、なぜまた読むの?」と不思議に感じます。
“先がわかる安心感”がある
子どもは、先の展開がわかっていることに安心を感じると言われています。
例えば、「ここで転ぶ!」「次におばけが出る!」とわかっているだけで、心が落ち着くのです。
小学生の子どもを見ていても、お気に入りの絵本になると、セリフを覚えて一緒に読んでくることがあります。
“わかる”ことが楽しい
子どもは、「理解できた!」という感覚が大好きです。
何度も読むことで、言葉を覚える、流れを理解する、感情を予測するといった力が育っていきます。
大人とは楽しみ方が違う
大人は「新しい刺激」を求めがちですが、子どもは“繰り返しの安心感”を楽しんでいる場合も多いのです。
実は“脳の成長”にもつながっている
同じ絵本を繰り返し読むことには、脳の発達面でも意味があると言われています。
言葉を覚えやすくなる
同じ文章を何度も聞くことで、子どもは自然と語彙を増やしていきます。
特に絵本は、リズムや繰り返し表現、擬音語が多く、言葉を覚えやすいのです。
実際、「この言い回し、絵本で覚えたんだな」と感じることもあります。
記憶力や予測力にもつながる
同じ話を繰り返すと、「次はこうなる」と予測する力も育ちます。
これは、脳の“考える力”にもつながると言われています。
“脳の練習”をしている感覚
子どもにとって絵本は、単なる娯楽ではありません。
何度も読むことで、脳が情報整理の練習をしているとも考えられています。
同じ絵本ばかりでも大丈夫?
親としては、「もっといろんな本を読んでほしい」と思うこともあります。
お気に入りがあるのは自然なこと
実は、同じ絵本を繰り返し読む子は珍しくありません。
むしろ、多くの子どもが“お気に入りループ”を経験すると言われています。
特に、安心したい時、疲れている時、新しい環境にいる時ほど、慣れた絵本を求めることもあります。
無理に別の本へ変えなくてもOK
「もうこの本は禁止!」のようにすると、逆に不安になる場合もあります。
もちろん新しい本との出会いも大切ですが、まずは「好き」を大事にして良いのです。
少しずつ世界が広がっていく
子どもは成長すると、自然と別のジャンルにも興味を持ち始めます。
今は同じ絵本でも、急に図鑑や物語にハマることもあります。
親はどう付き合えばいい?
何十回も読むと、親の方が覚えてしまいますよね。
完璧に読まなくても大丈夫
毎回きっちり読もうとすると、親も疲れてしまいます。
時には、一緒に読む、子どもに読ませる、セリフを遊ぶくらいでも十分です。
“読む時間”そのものが大切
実は、絵本の内容だけでなく、「親と一緒に読む時間」が子どもにとって大切だと言われています。
膝の上で読んだり、笑いながらページをめくったりする時間そのものが、安心感につながっているのです。
父親として感じること
小学生になった今では、昔ほど絵本を読まなくなりました。
だからこそ、「同じ本を何十回も読んでいた時間って、意外と貴重だったな」と感じます。
絵本の繰り返しは“成長のサイン”かもしれない
同じ絵本を何度も読む姿を見ると、「またか…」と思う日もあります。
でも、その裏では、言葉を覚える、安心感を得る、記憶力を育てる、感情を理解するといった、たくさんの成長が起きているのかもしれません。
子どもの“好き”には意味がある
大人には不思議に見える行動でも、子どもにとっては大切な学びの場合があります。
お気に入り絵本の繰り返しも、その一つなのです。
今しかない時間を楽しみたい
小学生の子どもをもつ父親として感じるのは、「読んで!」と言われる時間は意外と短いということです。
だからこそ、同じ絵本でも、一緒に笑える時間を大事にしたいですね。
同じ絵本を読むのは“脳と心の成長”だった
子どもが同じ絵本を何十回も読ませるのは、単なるワガママではありません。
そこには、安心感、言葉の習得、記憶力、脳の発達など、子どもなりの大切な理由があります。
親としては少し大変な時もありますが、「またこの本?」の時間も、実は成長の瞬間なのかもしれません。
いつか振り返ると、「あの絵本、毎日読んでたな」と懐かしく思う日が来るのでしょうね。


コメント