「ちょっと待って!靴が反対だよ!」。朝の忙しい時間、小学生の子どもが玄関で靴を履いている姿を見て、思わず声をかけたことはありませんか?わが家でも小さい頃、左右逆の靴を履いて得意げに「準備できたよ!」と言われ、思わず笑ってしまったことがあります。
でも、どうして子どもは靴を左右逆に履いてしまうのでしょうか。「何度教えても間違えるのはなぜ?」「左右を覚えられないのは発達の問題?」と心配になる保護者もいるかもしれません。実は、靴の左右を間違えることには、子どもの成長段階や靴の形、履き方などが関係しています。今回は、その理由と親子で楽しく覚えられる工夫を紹介します。
子どもが靴を左右逆に履くのはなぜ?
左右の区別は少しずつ身につく
大人にとって右と左の区別は簡単ですが、小さな子どもにとっては意外と難しいものです。自分の右手と左手が分かっていても、靴の向きまで正しく判断できるとは限りません。左右を理解する力は、日常生活での経験を重ねながら少しずつ育っていきます。そのため、靴を反対に履いたからといって、すぐに問題があると考える必要はありません。
靴の形が似ていることも原因
子ども用のスニーカーは、左右のデザインがほとんど同じものもあります。特に靴を上から見たとき、どちらが右足用なのか分かりにくい場合があります。
大人でも左右が分かりにくい靴なら、子どもが間違えてしまうのも不思議ではありませんね。
靴を逆に履いても気にならないの?
履けたことがうれしい場合も
子どもは「自分で靴を履けた!」という達成感でいっぱいになることがあります。左右が正しいかどうかより、まずは一人でできたことがうれしいのです。
そんなときに「違うでしょ!」と強く叱ってしまうと、せっかくのやる気が小さくなってしまうかもしれません。
違和感をうまく伝えられないことも
左右逆に履くと、足に靴が合わず歩きにくくなる場合があります。しかし、小さな子どもは違和感を言葉で説明するのが難しいこともあります。
「歩きにくくない?」「足が痛くない?」と優しく確認してあげましょう。
何歳くらいから靴の左右が分かる?
覚える時期には個人差がある
靴の左右を理解する時期には個人差があります。幼児期から自然に覚える子もいれば、何度も練習しながら身につける子もいます。
年齢だけで「もうできなければおかしい」と決めつけず、子どもの理解度に合わせて教えることが大切です。
小学生でも間違えることはある?
小学生でも、急いでいるときや考え事をしているときには左右を間違えることがあります。
ただし、頻繁に間違えるだけでなく、歩きにくさや足の痛み、左右の区別に関するほかの困りごとが続く場合は、学校や専門家に相談してみてもよいでしょう。
靴の左右を楽しく覚える方法とは?
中敷きにイラストを貼ってみよう
おすすめなのが、左右の靴の中敷きに、二つに分かれたイラストを貼る方法です。
例えば、ハートの右半分と左半分をそれぞれの靴に貼れば、靴を正しく並べたときに一つのハートが完成します。
キャラクターや動物でも楽しい
ハートだけでなく、子どもが好きな動物や乗り物のイラストでも楽しめます。
「うさぎさんが完成するように並べてみよう!」と声をかければ、靴を履く時間がちょっとしたゲームに変わります。シールは剥がれにくく、足に違和感が出ないものを選びましょう。
靴を並べる習慣をつけよう
履く前に左右を確認する
靴を履く前に、玄関で左右を正しく並べる習慣をつけるのも効果的です。
最初は親が並べてあげても構いません。慣れてきたら「今日は自分で並べられるかな?」と挑戦してもらいましょう。
玄関に足形マークを置く方法も
玄関マットなどに左右の足形を描き、その上へ靴を置く方法もあります。
靴を正しく置く場所が決まっていれば、毎日の繰り返しで自然と覚えやすくなります。足形は滑らない素材で作るなど、安全にも配慮しましょう。
子どもが靴を逆に履いたときの声かけ
「違う!」より「確認してみよう!」
子どもが靴を逆に履いていたら、すぐに叱るのではなく「右と左、合っているかな?」と声をかけてみましょう。
自分で間違いに気づければ、それも立派な成長です。
できたら具体的に褒めよう
「今日は自分で靴を正しく並べられたね!」と具体的に褒めると、子どもも達成感を得られます。
毎回ご褒美を用意する必要はありません。親が笑顔で認めてあげるだけでも、次への意欲につながります。
左右逆の靴を履き続けても大丈夫?
足に合わない状態は避けたい
靴を左右逆に履くと、靴本来の形が足に合わず、圧迫感や歩きにくさにつながる場合があります。
特に走ったり遊んだりするときは、転倒などを防ぐためにも正しく履き直すことが大切です。
靴のサイズも確認しよう
左右を正しく履いていても、サイズが合わなければ歩きにくくなります。
つま先の余裕やかかとのフィット感を確認し、子どもの成長に合わせて靴を選びましょう。
靴選びで左右の間違いを減らせる?
左右が分かりやすいデザインを選ぶ
子どもの靴を購入するときは、左右の形が分かりやすいものや、中敷きに目印が付いているものを選ぶのもおすすめです。
履き口が大きく開く靴なら、子どもが自分で履きやすくなります。
自分で選んだ靴は愛着も生まれる
子どもと一緒に靴を選び、「この靴なら自分で履けそう?」と相談するのも楽しい時間です。
お気に入りの靴なら、毎朝の準備にも前向きになってくれるかもしれません。
靴の左右を覚える時間も成長の一歩!
子どもが靴を左右逆に履くのは、左右の理解が発達途中であることや、靴の形が分かりにくいことなどが関係しています。大切なのは、間違えたことを叱るのではなく、自分で気づけるように工夫することです。
中敷きのイラストや玄関の足形マークなど、遊びながら覚えられる方法を取り入れてみましょう。
小学生の子どもをもつ父親として思うのは、靴を正しく履けるようになるまでの小さな失敗も、成長の大切な一場面だということです。「今日は左右が合ってるね!」と笑い合える毎日を大切にしたいですね。


コメント