毎年6月になると、お店やテレビで「父の日」の特集を目にします。しかし、子どもから「どうして父の日は6月なの?」「母の日とは何が違うの?」と聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
私も小学生の娘から同じ質問をされて調べてみたところ、父の日には家族への感謝だけでなく、心温まる歴史があることを知りました。実は父の日は日本で生まれた行事ではなく、海外のある家族の物語がきっかけになっています。この記事では、父の日が6月になった理由や母の日との違い、始まった背景についてわかりやすく解説します。
父の日はいつなの?
毎年6月の第3日曜日
父の日は毎年6月の第3日曜日に行われます。
日付が固定されているわけではないため、年によって15日から21日の間で変わります。2026年の父の日は6月21日です。
日本では母の日に比べると少し影が薄い印象もありますが、家族が父親へ感謝を伝える大切な日として定着しています。
なぜ日曜日なの?
父の日が日曜日に設定されているのは、多くの家族が集まりやすいからです。
仕事や学校が休みの場合が多く、一緒に食事をしたりプレゼントを渡したりしやすいという理由があります。
世界でも広く祝われている
父の日は日本だけでなく、アメリカやカナダなど多くの国で祝われています。
ただし国によって日付や祝い方は異なります。
父の日はなぜ始まったの?
アメリカの女性が提案したのがきっかけ
父の日の始まりは20世紀初頭のアメリカです。
ワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドッドという女性が、「母の日があるなら父の日もあるべきではないか」と考えたことがきっかけでした。
彼女の父親は戦争から帰還後、男手ひとつで6人の子どもを育て上げました。その姿に感謝していたソノラさんは、父親に感謝する日を作ろうと働きかけたのです。
家族愛から生まれた記念日
父の日は企業の宣伝から始まったものではありません。
一人の娘が父親への感謝を形にしたいという思いから始まった行事なのです。
1910年に初めて開催された
最初の父の日は1910年6月19日に行われたとされています。
その後、多くの人々に支持され、アメリカ全土へ広がっていきました。
なぜ6月になったの?
父親の誕生日に由来している
父の日が6月になった理由は、ソノラさんの父親の誕生月が6月だったからとされています。
当初は6月5日に開催する案もありましたが、準備期間の関係で6月第3日曜日に行われるようになりました。
その後、この日程が正式に定着していったのです。
偶然ではなく意味がある
父の日が6月になったのは単なる偶然ではありません。
父親への感謝を込めた個人的な思いが込められているのです。
日本でも同じ日が採用された
日本でもアメリカの文化を参考にし、同じ6月第3日曜日が父の日として広まりました。
現在では多くの家庭で親しまれています。
母の日との違いは?
母の日は5月に行われる
母の日は毎年5月の第2日曜日です。
父の日より約1か月早く開催されます。
どちらも家族への感謝を伝える日ですが、由来となった人物や歴史は異なります。
母の日の方が先に広まった
母の日は父の日よりも早く普及しました。
そのため知名度も高く、イベントとして定着しやすかったと言われています。
贈る花にも違いがある
母の日にはカーネーションを贈るのが一般的です。
一方で父の日には黄色いバラやひまわりがよく選ばれています。
黄色は幸福や尊敬、感謝を表す色とされているためです。
父の日には何を贈る?
プレゼントより気持ちが大切
父の日というとプレゼントを思い浮かべる人も多いでしょう。
もちろんプレゼントは嬉しいものですが、最も大切なのは感謝の気持ちです。
「いつもありがとう」の一言だけでも十分喜ばれます。
子どもからの手紙は特別な贈り物
私も父親として経験がありますが、子どもが一生懸命書いてくれた手紙は何より嬉しいものです。
高価な品物以上に心に残るプレゼントになります。
家族で過ごす時間も価値がある
一緒に食事をしたり、散歩に出かけたりするだけでも立派な父の日のお祝いになります。
家族との時間は何物にも代えがたい宝物です。
父の日を子どもと楽しもう
家族の大切さを学ぶ機会になる
父の日は単なるイベントではありません。
家族に感謝する気持ちや、人を思いやる心を育てる良い機会になります。
親子の会話も増える
「お父さんはどんな仕事をしているの?」「いつもどんなことを頑張っているの?」といった会話が生まれるきっかけにもなります。
子どもが家族について考える良い時間になるでしょう。
感謝を伝える習慣を作ろう
父の日だけでなく、普段から感謝を伝えることも大切です。
その第一歩として父の日を活用してみてはいかがでしょうか。
父の日は感謝の気持ちを伝える特別な日
父の日が6月になった背景には、一人の娘が父親へ感謝を伝えたいという温かな思いがありました。母の日とは時期や由来が異なりますが、どちらも家族への感謝を表す大切な記念日です。
小学生の子どもをもつ父親として感じるのは、プレゼント以上に「ありがとう」の言葉が何より嬉しいということです。今年の父の日はぜひ家族で由来を学びながら、感謝の気持ちを伝え合う時間を作ってみてください。


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