エコバッグは何回使えば元が取れる?気になる環境負荷をわかりやすく解説!

エコバッグ,何回 エコの疑問

「レジ袋をもらわずにエコバッグを使えば、それだけで環境に優しいの?」。スーパーへ買い物に行ったとき、小学生の子どもに聞かれて少し考えてしまいました。わが家でもエコバッグは当たり前の存在になりましたが、よく考えるとエコバッグを作るためにも原料やエネルギーが必要です。「何回使えばレジ袋よりエコになるの?」という疑問が出てきますよね。実は、この答えは「○回」と一つに決められるものではありません。エコバッグの素材や大きさ、比較するレジ袋、洗濯回数、廃棄方法などによって環境負荷は変わるからです。今回は、エコバッグは何回使えば元が取れるのか、お金と環境の両面から、親子でも分かるように楽しく解説します。

エコバッグは本当に環境に優しい?

作るときにも環境負荷が発生する

エコバッグという名前から、「持っているだけでエコ!」と思ってしまいがちです。しかし、エコバッグも製造するために原料やエネルギーを使い、工場から店舗まで運ぶ必要があります。

特に厚手のバッグは、薄いレジ袋より多くの材料を使います。そのため、エコバッグを1回だけ使って捨ててしまえば、必ずしも環境に優しいとはいえません。

大切なのは何度も繰り返し使うこと

エコバッグの最大のポイントは「繰り返し使えること」です。1枚を長期間使えば、買い物のたびに新しいレジ袋を使用する機会を減らせます。

つまり「エコバッグを買うこと」がゴールではなく、「買ったバッグを長く使うこと」が重要なのです。

エコバッグは何回使えば環境面で元が取れる?

素材によって必要な回数が違う

エコバッグがレジ袋より環境負荷を小さくするまでの使用回数は、素材によって大きく異なります。ポリエステル、ポリプロピレン、コットンなどでは、製造時に必要な資源やエネルギーが違うためです。

また、二酸化炭素排出量だけを見るのか、水の使用量や資源消費なども含めるのかによって結果は変わります。

「○回使えば絶対エコ」と決めつけない

インターネットでは「数十回」「100回以上」などさまざまな数字を見かけますが、研究の条件が違えば結果も変わります。

そのため、「50回使ったから今日から環境に優しい!」というより、今持っているバッグをできるだけ長く使うと考える方が分かりやすいでしょう。

お金では何回使えば元が取れる?

500円のバッグと5円のレジ袋なら100回

こちらは簡単に計算できます。例えばエコバッグを500円で購入し、普段買っているレジ袋が1枚5円なら、

500円÷5円=100回

となります。単純計算では100回使えば、購入しなかったレジ袋代が500円になり、エコバッグ代と同じになります。

週3回の買い物なら約8か月

週3回スーパーへ行き、毎回1枚のレジ袋を買わずに済んだとすると、1か月でおよそ12~13回。100回使うには約8か月です。

500円のエコバッグを1年以上使えれば、家計面でも「しっかり働いてくれた!」と感じられそうですね。

高いエコバッグほど環境に優しい?

値段と環境負荷は別の話

2,000円のおしゃれなエコバッグだから、500円のバッグより環境に優しいとは限りません。価格にはブランド、デザイン、縫製、機能性などさまざまな要素が含まれています。

環境を考えるなら価格だけでなく、「丈夫で長期間使えるか」「自分が本当に使い続けるか」を考えることが大切です。

家にエコバッグが増えすぎていない?

イベントやキャンペーンでもらい、「気づいたら家に10枚!」という家庭もあるのではないでしょうか。

使わないエコバッグを次々ともらうより、すでに持っているお気に入りを繰り返し使う方が、エコの考え方には合っています。

コットンバッグなら何度も使えばいい?

丈夫だから長期利用には向いている

布製のエコバッグは丈夫で、汚れたら洗えるものも多いため長く使いやすいのが魅力です。一方、綿花の栽培や生地の製造などにも資源が必要です。

「天然素材だから必ず環境負荷が小さい」と単純に判断することはできません。

洗いすぎにも注意しよう

清潔に使うことは大切ですが、毎回必要以上に洗濯すれば、水や洗剤、電気などを使用します。食品の汁が付いた場合など衛生上必要なときは、製品の表示に従って適切に洗いましょう。

長持ちさせることと清潔さのバランスが大切です。

レジ袋は悪者なの?

レジ袋にも役割がある

レジ袋を「絶対に使ってはいけないもの」と考える必要はありません。購入したレジ袋を家庭のごみ袋などとして再利用している人もいます。

大切なのは必要のない袋を何となくもらい、すぐ捨ててしまうような使い方を減らすことです。

エコは「使い捨てを減らす」と考える

エコバッグだけに注目するのではなく、マイボトルを使う、食品ロスを減らす、まだ使える物を大切にするといった行動もあります。

一つの方法だけで環境問題を解決しようとするより、毎日の暮らしの中で無駄を少しずつ減らす方が続けやすいでしょう。

子どもと「エコバッグ100回チャレンジ」!

使った回数を記録してみよう

小学生の子どもがいる家庭なら、エコバッグを使った回数をカレンダーなどに記録してみるのもおすすめです。

買い物で使うたびにシールを1枚貼り、「今日で30回!」「ついに100回!」と数えれば、環境問題が身近なゲームになります。

物を大切にする気持ちも育つ

100回を達成しても、もちろんバッグを捨てる必要はありません。200回、300回と使えるなら、そのまま活躍してもらいましょう。

破れた部分を直して使える場合には、「捨てずに直す」という選択肢を子どもに見せることも、身近な環境教育になります。

一番エコなのは「今あるバッグを長く使う」こと

「エコバッグは何回使えば元が取れる?」という疑問に、環境面で全商品に共通する一つの答えはありません。素材や製造方法、比較条件などによって必要な使用回数が変わるからです。一方、お金についてはバッグの価格と普段購入するレジ袋の価格から簡単に計算できます。

小学生の子どもをもつ父親としては、新しい「エコ商品」を次々に買うより、今持っている物を大切に使う姿を子どもに見せたいと思います。「このバッグ、もう何回使ったかな?」と親子で数えてみるだけでも、エコを考える楽しいきっかけになります。

次の買い物では、新しいエコバッグを探す前に、家に眠っている一枚を持って出掛けてみてはいかがでしょうか。

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